10月7日 第12回 講義録

藤井寺街歩き(古市古墳群を歩く)

                 古市駅東口     1000 集合

             近鉄土師ノ里駅   1500 解散

      コース 

   (古市駅東口 集合)

    

    羽曳野市文化財展示室・向墓山古墳

    墓山古墳

    誉田八幡宮

    二ツ塚古墳・茶山テニスコート管理棟

    盾塚古墳

    三ツ塚古墳

 

    (昼食 梅廼屋)

    道明寺天満宮

    道明寺

    鍋塚古墳

 

        (土師ノ里駅 解散)

 

 

 

                           羽曳野市文化財展示室
羽曳野市文化財展示室

 

   見学地

 

 ➊ 羽曳野市文化財展示室

 

 

  ➋ 向墓山古墳

 方墳/168m・高さ10.7m/5世紀前半築造

 墓山古墳の陪塚と考えられ両古墳を結ぶ土橋も存在したこと               が分かっている。                

 

                                               ➌ 墓山古墳

 前方後円墳225・高さ19m /5世紀前半築造 

 宮内庁は応仁陵の陪塚に指定しているが、墓山古墳自体

 が陪塚を備えていることから、大王(天皇)クラスの人

 物が眠る墓ではないかとも考えられる。

                                          ➊   羽曳野市文化財展示室                                 

  文化財展示室 出土した冠帽形埴輪        出土した 豪華な副葬品            出土した 家形埴輪

  誉田八幡宮 境内
      誉田八幡宮 境内

 

   見学地

   

➍ 誉田八幡宮

     6世紀後半に創建され、日本最古の八幡宮ともいわれて

     いる。秋季祭礼には神輿が応仁陵に渡御する。

 

❺ 二ツ塚古墳

 前方後円墳/墳丘長110m、後円部直径73m・高さ

 9.9m

 

 

  ❼ 三ツ塚古墳

     助太刀山古墳・中山塚古墳・八島塚古墳の3基の方墳                    の合わせた呼称

     八島塚古墳の堀から「修羅(しゅら)と呼ばれる木製ソリが2つ出土した   

     修羅は古墳の材料になる巨石を運ぶための運搬具と推測される。

 

  

    

    

   

 

 

誉田八幡宮 境内  羽ばたく鳳     秋季祭礼には神輿が応仁陵に渡御する。 池に龍が構える      市指定保存樹  藤の樹

      修羅展示   誉田八幡宮 境内
      修羅展示   誉田八幡宮 境内

 

 

❺ 二ツ塚古墳

 前方後円墳/墳丘長110m、後円部直径73m・高さ

 9.9m

 

 

❻ 三ツ塚古墳

     助太刀山古墳・中山塚古墳・八島塚古墳の3基の方墳              の合わせた呼称

 

   八島塚古墳の堀から修羅しゅらと呼ばれる木製ソリが2つ出した

   修羅は古墳の材料になる巨石を運ぶための運搬具と推測さ

   れる。 

道明寺天満宮
道明寺天満宮

 

❼ 道明寺天満宮

 古墳時代に創建。後に道明寺と一体化したが、

 明治時代の神仏分離によって土師神社に改称、

      戦後に道明寺天満宮となる。

   

  ➑ 道明寺

     菅原道真の祖先にあたる土師氏が6世紀に開いた古刹で、

     道真が太宰府に流される際、この寺にいた叔母との

     別れを惜しんだとの逸話が残る。

 

     鍋塚          近鉄土師ノ里駅広場から望む                                      
     鍋塚      近鉄土師ノ里駅広場から望む                                      

 

  

 

  ❾ 鍋塚古墳

 

     方墳/1辺63m・高さ7m/5世紀前半築造

 

    

     日本一駅から近い古墳   近鉄土師ノ里駅の前に位置し、

  石段を上った墳頂から仲姫命古墳の後円部も一望できる。

     

 

    

 

 

 

  古墳の工事費はいくら 

 

    大林組の試算による 【1985年(昭和60年)の試算】

 

          大仙古墳(仁徳天皇陵)の工事費算定

             規模  前方後円墳、/ 墳丘長486m 後円部直径249m 

高さ35.8m 前方部幅307m 高さ33.9m  5世紀中ごろ築造

                 必要土砂量 140万㎥

   工事費明細

 

        施工内容             現代工法          古代工法 

 

       一日の従事者数            60人            500~1850人

       工期                   26か月          15年8か月

       整地                   2200万円           39700万円

       壕工事                  5億8700万円       135億8000万円 

       客土                   5億5600万円       454億3700万円 

       埴輪製作                4600万円          6900万円

       石室工事                300万円           4000万円

 

       合計金額                20億1400万円     796億7700万円

 

                              引用文献  「歴史を読み直す1 原始古代 」  朝日新聞出版

                                      「百舌鳥、古市古墳群のすべて」 p68  洋泉社版