まち歩き出発前に、日高ディレクターから今日の講座と連絡事項の説明がありました。
まち歩き歴史探訪(天誅組を巡る) 歴史研究家 中辻 亘 講師
座学ではなく外歩きなので、肌で感じてくださいとのこと。
時々振り返りながら、講師自ら横断歩道のボタンを押してのご案内でした。
錦織神社の鳥居。
いざ、出発。
天誅組河内勢の顕彰碑(鳥居のすぐ左横)。
天誅組は土佐藩中心に諸藩の脱藩士が結成した尊皇攘夷の最激派だそうです。
京都出発勢と河内勢、大和勢の3集団が合体したもの。
文久3年(1863年)皇軍の先鋒(中山忠光卿を盟主)として五条の幕府領代官所を襲撃・焼き払い、桜井寺に本陣を置き新政府を作った。
しかし、朝廷内の公武合体派との政変後は賊軍と呼ばれ朝敵となった。政変なく成功していれば、孝明天皇の大和行幸があり明治維新は5年早かったと言われている。
錦織神社の本殿(重要文化財)。
屋根は檜皮葺き、丸瓦・平瓦の朝鮮仕様。
日光東照宮に取り入れられています。
神社は宮甲田、周辺は甲田と呼ばれていました。
日本書紀には百済村、向田村に朝鮮渡来の職人住むとのこと。
史跡水郡邸(にごりてい)。
甲田の大庄屋。
民の暮らしは苦しみが増し、世情も悪く幕府への不満が頂点にあったとか。
天誅組京都勢37名と河内勢が合流した出発地。
水郡善之祐は父子とも死する決意で、弟に家督を譲ったとのこと。
長子英太郎は13歳。
養楽寺(水郡家菩提寺)。
天誅組は水郡邸と養楽寺の本堂に宿泊した。
水郡善之祐は最後は紀州藩に投降したが、京都で囚われ人まとめて処刑・埋められたため、遺体は地元に還っていないとのこと。
東高野街道(京都~高野山)をさらに歩き、富田林西口駅が最終でした。
途中からの雨の中、明瞭な声・簡潔な説明・安全第一の引率をありがとうございました。
歩くより立ったまま状態が辛い、説明時には座る場所を探しましょう!。救援車ナイスです!!。
熱中症の予防と対策 大塚製薬工場 サプリメントアドバイザー 宮内 孝宏 講師
○2018年(4年前)の気象統計
1970年代と比べ、猛暑日(最高気温35℃以上)が1日→28日・真夏日(最高気温30℃以上)が2倍・熱帯夜(最低気温25℃以上)が3倍。
確実に、温帯地域が亜熱帯化していってますね。
○2018(平成30)年の熱中症による救急搬送者数
夏期 5月~9月 95,137人(前年は 52984人)
高齢者に向かうほど多い。都道府県別の上位は岡山県・群馬県・岐阜県・奈良県で、大都市とは限らない。
○向こう3ヶ月の平均気温予測
5月は高い、6月・7月は並か高い。
今年も熱中症に要注意!!
○熱中症とは
暑い・むし暑い環境による体調異常。
脱水症+高体温による身体障害。
○体液[水分+塩分(ナトリウム・カルシウム)]の機能
栄養素・酸素の運搬、老廃物の排泄、体温の調節、他の体機能の維持
○高齢者は特に要注意
体液量 :体重の50%(成人は60%)←筋肉量が減っている
老廃物排泄:必要な尿量 1000リットル(成人は800リットル)←腎機能の低下
のどの渇き:反応が遅い←脳・心臓の信号が弱い
○脱水とは
水分だけでなく、塩分も同時に失われている。
○水分補給だけの負の悪循環
脱水→体液量が減→水だけ飲む→体液濃度が減
※繰り返しで体液濃度が低下の一途
高齢者は室内での熱中症が特に危険注意です!!!。
予防対策(3つのしっかり)
・朝食をとる (卵や魚などのたんぱく質、牛乳などの乳製品を)
・エアコン利用(体を熱くしない、勿体ないと思わずに)
・水分補給 (のどが渇かなくてもこまめに、塩分も忘れずに)
経口補水液の飲み方の留意点や自家製ドリンクなどもお話いただきありがとうございました。
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